中国政府が上海への日本人入国者を隔離観察の対象外とする背景

  中国の上海市政府は3月22日、日本からの入国者は14日間の隔離観察の対象から外すと発表したが、その狙いとするところは日米の離反にあり、中国側が仕掛けたハニートラップの様なものである。
 これを受けた日本政府はどの様に反応するであろうか?
 一番望ましくない日本政府の対応はお返しに「東京への中国からの入国者は14日間の隔離観察の対象外とする」ということである。もしも実際に実行した場合、中国とは良好な関係を維持したい政府にとって良いことであるが、日本の防疫態勢は崩壊することになり変異した新型コロナウイルスの感染が国内で拡大してもかまわない。国民の健康は重視していない。と言うことである。
 今、アメリカ国民の中で自分たちの生活を破壊した中国への怒りが向いている。こうした状況の中で日本が中国と仲良くすると言うことはアメリカ側に良い心証は与えず、日米間での齟齬が生じる可能性がある。

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