日本のPCR検査の実態

 政府は2020年3月に「1日に25,000人のPCR検査をする」と言いながら6月に入った現在でも1日あたり9000人台の検査しか行われていない。日本の会社であるプレシジョン・システム・サイエンス(千葉県松戸市)は全自動PCR検査システムの共同開発で駐日フランス大使から感謝状を送られている。検査技師の手作業に頼るPCR検査の場合には6~12時間かかるが、同社の自動PCR検査システムは平均して2時間程度なのでいかに効率的か理解できると思う。しかしながら日本では、全自動PCR検査システムは厚生労働省から認可されていないため使用することができないし、輸出を止めて日本の保健所等に回すこともできない。つまり厚生労働省はCOVID-19の対応官庁として、国際的にもはじかれているのである。やはりどうしようもない国になってしまっている。
 そして中途半端なCOVID-19の感染対策のままで経済活動を再開させたことはマズイ結果を生むことになる。政府は全ての対応が中途半端で国民の事よりも自分たちが税金を食い物にして利益を吸い、お友達の会社にも利益を吸わせている。これでCOVID-19の感染は長引くことになった。
 余談ではあるが、ソーシャルディスタンスは、挨拶で握手・ハグ等をする欧米人には有効な対策であるが、挨拶がお辞儀主体の日本人では距離を取ることは見かけ上だけの対策であり意味のないことである。スーパーでレジの前だけ他人との距離を取っているが陳列された商品を選ぶ際には皆がくっついているのと同じである。

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