既にまともではない日本

 政府のシンクタンクはとんでもないことを言い出した。「来年度は経済が急激に回復する」とのことである。調べると来年はオリンピックが開催される為だという。忖度するシンクタンクなど聞いた事もないし、世界的に新型コロナウィルスの状況がどうなっているのか把握していないのではないか?日本だけ感染は落ち着くのだろうか?これが日本のシンクタンクのレベルなのか?
 これを受けてなのかは知らないが、NHKの報道を見ると東京都は、これまで重傷患者の基準としてきた集中治療室、人工呼吸器、人工心肺装置の使用した場合から集中治療室の使用を削除した。つまり、東京都内の病院で集中治療室に入っても新型コロナウィルス感染者は重傷患者にカウントされないということである。夏の期間でさえも感染者が非常事態宣言を出した春の頃よりも増加している現在、これから涼しくなるにしたがい熱中症にならないように外出を控えていた人々は街に繰り出すことになる。新型コロナウイルスにとっても空気が乾燥して感染しやすくなってくるのにである。そして新型コロナウイルスの感染者数は本当に正しいのであろうか。数字はどうにでも誤魔化せると言っている者もいる。
 これは、オリンピックを開催する気が満々であるため、9月頃にIOCがオリンピック開催の可否を決定する時期に合わせて、感染者は減少し、重症患者が出ていないことにするためとしか考えられない。
 日本は金儲け第一主義の国であり、まともな国ではない。

Follow me!

コメントを残す