誤解されている忍者の実態

 日本の忍者と言えば皆さんは黒装束で刀と手裏剣、忍術で雲隠れするイメージであると思う。これは歴史小説家による刷り込みとテレビの影響が大きいと言える。
 忍者は諜報活動をする事が本来の任務であり、坊さん、商人、農民、職人、詩人、俳人、侍等のありとあらゆる職業に就いていた。現代の諜報員に勝るとも劣らない諜報技術を持っていたのである。だからこそイギリスから請われてMI6に諜報の技術を教える事が出来たのである。そしてイギリスの諜報能力は世界でもトップなのである。
 では、日本の忍者(諜報員)の原点は何処にあるのかと問われれば、秦の時代に渡来した徐福であり、不老不死の仙薬を求めて日本に来たことになっているが、国東半島に上陸後は滋賀に活動拠点を構えていた。近くには甲賀と伊賀があり、奈良にも近い。彼は諜報マスターであった。しかし諜報技術は日本の国民に普通に知られてはいない事から甲賀、伊賀の他には幕府、各大名が独自に保有していた忍者(諜報員)以外にはその技術を伝える事がなかったためである。現代において諜報技術は選抜された人物にしか教えることがないのと同様なのである。それ故に忍者の研究をしようにも資料が無いのは当然である。

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