ポンペオ国務長官のベトナム訪問

 2020年10月30日、ポンペオ米国務長官はアジア歴訪の最後にベトナムを訪問し、グエン・スアン・フック首相、ファム・ビン・ミン外相と会談を行った。今回のアジア歴訪は中国への対抗策を模索するためだと発言していたがベトナムでは中国について直接的に言及しなかったが、各国の専門家達は急遽訪問することは重大な案件を話し合う為で、中国の西沙諸島と南沙諸島への進出を牽制する為である等を述べているが、アメリカとベトナムの包括的な協力関係を確認したものである。
 既に南シナ海における対中国に関するアメリカの処置は終わっており、今になって慌てて手を打つべきものは何もないのである。
 では何の為の訪問であるかと言えば、間近に控えている米大統領選に対するアメリカ国民に向けたもので、トランプ政権はアジアでも中国に対する処置を適切にやっているというアピールであった。

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