イランが欧米からフセイン時代のイラクの様に叩かれない理由

 2020年1月4日、米軍がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を無人機により殺害、11月28日、テヘラン近郊でイランの核科学者が暗殺され、また未確認ながら12月3日、テルアビブでモサド作戦責任者が暗殺されたとの噂もある。イランは核開発を継続し、また、トランプ政権はイラン核合意を離脱してイラン金融機関への制裁も行っている等の様々な工作と政策が行われ戦争にまで発展するような報道がなされている。
 過去、イラクのフセインが政権を握っていた頃に、大量破壊兵器保持をほのめかし、査察に対する非協力・妨害等及び複数の違反が繰り返されたことにより欧米がイラク戦争を始めるキッカケとなったが、最終的に大量破壊兵器は確認されなかった。では、なぜイランはイラクの様に叩かれないのか?
 そこにはイラクと違う大きな理由があった。イラクは核を持っていなかったが大量破壊兵器保持をほのめかした。それで攻撃された。イランは核を持っていなければイラクと同様に攻撃されると解釈し、実際に核を保有した。これを知った欧米は容易に戦争という手段でイランには手を出せなくなったのである。
 しかし、報道ではイランが自国の核関連施設で高濃縮ウランの製造をしており、核保有はまだであると言う内容である。しかし、皆さんはアメリカ大統領選に関わる報道でも事実はニュースとして流されない事は知った筈である。
 
 

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