日英同盟は復活するのか

 現在の国際情勢は第一次世界大戦前に似ていると言われている。日本やヨーロッパの軍国化と貧富差の拡大、新型コロナウィルス感染拡大に伴う営業自粛等により貧困者の増大と不満が蓄積している現状は確かに当時と似た様な状況にある。
 過去、東アジアでは日英同盟を口実とした日本が中国や太平洋のドイツ権益を攻撃した。
 現在は中国の一帯一路に対する権益と東シナ海、南シナ海、インド洋にまで進出している中国海軍戦力を押さえ込もうとする動きが見られる。このために米海軍はもちろんオーストラリア、インド、イギリスがインド洋~アジア太平洋地域に進出し軍事演習を繰り返している。イギリス連邦加盟国が既に進出しているため基盤は出来上がっている。
 イギリスは国連軍地位協定により在日米軍施設・区域で補給を受けられること及びアジア・太平洋地域のF35整備拠点として愛知県にある三菱重工業の工場でイギリス空母艦載機F35Bの整備をする方が他地域で整備するよりも有利である。
 政治的には、菅政権は中国との関係を強化している様にも見えるが、アメリカの指示通りに動いているのである。更に中国のスパイリストの流出により、世界各国に中国の脅威を認識させる事も出来て着々と準備は進んでいる。今後、日英同盟は復活することになる。

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