米大統領が正式に就任する前に中国は動くか

 巷では、アメリカ合衆国大統領が正式に就任する2021年1月20日までは指揮機関の空白期間であり、この間に中国は台湾を攻撃する等の話が流れているが、本当に攻撃するのか皆さんも興味はあると思う。
 仮に、バイデンが大統領になった場合には、トランプ大統領の時よりも中国に対して厳しい対応を執ることは分かりきっていることであるため、台湾をドサクサに紛れて攻撃した場合には、後で大きな国際社会の世論と軍事的圧力が中国に対して加わる事になる。中国としては状況を見極める必要がある。
 では、何をもって状況を見極めるのか?
 就任した大統領は必ず主要国にメッセージを送るが、ここではEU、特にNATOに対するメッセージとロシアに対して送ったメッセージを分析する必要がある。既に各国に展開している中国諜報機関に情報収集を命じているかも知れないが、その報告結果をもって各国とアメリカの対応を見極めて中国の対応を微修正して行くのである。
 結論として中国がアメリカの空白期間を好機と捉えて台湾を攻撃する可能性は低い。

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