中国共産党の「軍民融合(MCF)」と呼ばれる戦略

 アメリカ国務省国際安全保障拡散防止局によると軍民融合に関して「中国共産党は共同研究機関、学界、民間企業を利用して、中国人民解放軍(PLA)の将来的な軍事システムの構築に取り組んでいる。多くの場合、中国共産党はこうした機関や企業の同意を得ることなく秘密裏に、また違法な方法で知識や情報を搾取している」と発表しているが、正に中国はこの通りの方法でアメリカ軍が世間に公表していない最新兵器までコピーし保有している。
 この様に知識や情報を盗み取るだけがMCF戦略なのか?
 第二次大戦が終わり、2020年現在で既に75年が経過した。中国は建国以来、徴兵制であるが志願者だけで兵員を充足出来るために実質的に募兵制である。ところが、何処で武器の取扱い教育を受けたのか中国人の50~60代の者は中国製とロシア製の武器も扱えるのである。つまり、誰かが教えているのである。
 それを担当しているのが中国の実業家であり、彼等は中国人民兵を育てている。これには秘密結社である青幇と紅幇が関わり、グループとグループで繋がって遊び感覚で若者に教育をしている。
 また中国のテレビでは、中国情報部とPLAの活躍するドラマが放映されているが、アフリカ、中東、南米を部隊にして現地居住者である幇の協力を得て、驚いた事にアフリカでは米軍に勝利してしまうという内容のものである。
 つまり兵役に適した年齢の若者にテレビを通じて中国情報機関とPLAの活躍を刷り込み、兵役志願者を確保し、志願したが兵役に就けなかった者に民兵教育をしている。言葉通りに軍民融合であり、教育段階に応じて高度な内容に変化して行くものと推測される。

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