金正恩の労働党大会での発言と関連事象

 2021年1月6日、金正恩は労働党大会で報告した際に、韓国との関係見直しについて発言した。
 これは単純に韓国との関係をこれまでよりも友好的な方向へ向けて改善していくというものではなく、アメリカに向けたメッセージであり、これまで通りアメリカとの関係を維持していきたいというものである。
 そして、13日ブログに掲載した内容を金正恩は西側の関係国から聞いており、アメリカの主導権がユーラシア大陸に移りつつあることを理解した上でメッセージを発しているのである。これは、金正恩にとって中国は完全に信頼できる国ではないということが少なからずあり、更に中国が強大化してアジア各国への発言力が増していることが背景にある。
 そして主導権の移行に関する兆候と思われる事象が日本国内で発生している。それは、日本の武器商社に勤める者達は皆そろって二階幹事長の悪口を言っている。日本の武器商社の輸入はほとんどがアメリカ製の武器である。これだけ中国の脅威が騒がれる中で大量の武器がアメリカから輸入できていないことが金儲けにならず面白くないのであろう。
 つまり現在、中国寄りと言われる菅政権が武器の発注をアメリカにしていないためで、二階が中国を刺激しないように動いている可能性がある。昔のアメリカであれば有無を言わさず日本に武器を高値で売りつけていたと思われるが、現在その様な動きはない。

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