アメリカの頭脳を構成しているのはどの様な人々か

 アメリカの頭脳はユダヤ人とインド人である。ユダヤ人の頭脳が明晰であることはアインシュタインの功績からほとんどの人が知るところである。インド人の優秀さはIT企業に関わる人は知っていたと思うが、普通の人々にとってはそれ程知られていない。インド人の中でもインド工科大(IIT)卒業者がトップである。IITは、1961年にインドの国家的重点機関として設立され、23校ある大学の総称でトップ3はマドラス校、ボンベイ校、カラグプル校と言われている。在学中に彼等は1~3期の就職試験というものに合格し外国企業に就職が決定する。サン・マイクロシステムズ共同創業者であるビノド・コスラ、グーグル及びその親会社アルファベットCEOのサンダー・ピチャイ等が有名である。
 日本企業もIIT出身者を採用しようとしているがインド人にとって日本企業は、あまり魅力が無い様である。その理由は日本企業の初任給の安さにある。新入社員に年収数千万円の初任給を与える事が出来ない限りトップクラスのインド人を雇用するのは無理であろう。
 アメリカ富裕層は家庭教師としてもインド人を求めている。日本の様に直接1対1で教えるのではなく、以前から、今で言うテレワーク方式を既に行ってインド人一人で複数のアメリカ人生徒に教えている。
 しかし、頭の良い人達は組み合わせで良いとは言えない事まで立案し実行する。一例を挙げると、韓国が経済的に発展した時期は日本の支援が全てではなく、アメリカが他国の技術を盗って韓国に与え財閥を育てて来たのである。その韓国人は過去を知らないか、或いは忘れてしまった事により自分たちの力で韓国を発展させて来たと勘違いする訳である。そして、調子に乗り過ぎて捨てられ中国側に組み込まれるということである。
 結局発展するためには人が大事なのであるが、日本は人作りに緊急性が無いために重要である事を忘れて物作りに励んだ結果、人材は予想以上に枯渇している。

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