ミャンマーでの中国を支援するためにロシアが動いている

 2021年3月現在のミャンマーの背後にいるのが中国と韓国である。そのミャンマーに対しEUは3月22日、軍事転用可能な一部品目の輸出禁止とロヒンギャへの人権侵害に対するこれまでの制裁は維持し、新たにミャンマー国軍幹部11人に対する制裁を決定した。
 同日、EUは中国の新疆ウイグル自治区の人権侵害には、個人や関係機関を対象にした制裁措置の発動も実施した。
 アメリカは29日、投資・貿易の2国間協定の協議停止を発表し、優遇関税の見直しについても触れている。ミャンマーへの制裁は経済的なものだけで終わるのかどうかは疑問である。韓国はアメリカと中国にそれぞれ片足を乗せているため、中国有利と見ればこれまでの関係は平気で無いものする。現在、アメリカとアメリカ軍に関する情報は韓国を通じて中国に流れているため今後は、情報の保全処置は重要となってくる。
 ミャンマーが欧米から経済制裁を受ければ裏にいる中国としても本格的に支援するであろうが、ここで中国に対する思わぬ助けが出て来た。ロシアがミャンマーに手を入れて来たのである。今後の国連等の国際会議においてもロシアが中国を支援する形となり欧米から一方的につるし上げにされる危険性は無くなったのである。
 そして中国にとってはミャンマーの内戦的な状況が継続して海のシルクロードが十分に機能しなくなっても、現在のロシア領内の草原を移動するルートを利用する事が可能となった訳である。
 

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