「南海トラフ地震」と富士火山帯

 2021年7月15日2304~7月17日1515の間に八丈島近海では深さ約10kmを震源とする12回の地震が発生した。マグニチュードは最小3.3~最大5.5、震度は4が1回、2が3回、1が8回であった。
 富士火山帯は新潟県西部から長野県、山梨県、静岡県を通り、太平洋上を伊豆・小笠原海溝に沿って伊豆諸島、小笠原諸島へと延びる火山群であり、主な火山は北から、新潟焼山、妙高山、黒姫山、蓼科山、八ヶ岳、富士山、箱根山、天城山、伊豆大島、三宅島、八丈島、ベヨネース列岩、硫黄島、福徳岡ノ場等としているが今回の地震は火山である八丈島の近海で発生している。
 気象庁ホームページによると東海地震は、南海トラフ沿いで想定されている大規模地震(以下、「南海トラフ地震」という)としているため、此方も「南海トラフ地震」と呼称する。
 入手している情報では富士火山帯が南海トラフを刺激する事によって「南海トラフ地震」を誘発する事になる。その為に人工的に起こされているのが富士火山帯の地震であると言う。ただし、情報提供者も「南海トラフ地震」は何時発生するのかは不明であると発言した。
 気象庁によれば「南海トラフ地震は、概ね100~150年間隔で繰り返し発生しており、前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)、昭和南海地震(1946年))の発生から70年以上が経過した現在では、東海地震に限らず、南海トラフ全域で大規模地震発生の切迫性が高まっています。」と言っている。
 「南海トラフ地震」の発生した場合に著しい地震災害が生ずる「地震防災対策強化地域」に住む方々は、地震の発生前に知覚が出来る地鳴り、地震雲、井戸の水位、潮の異常干満、海面の変色等、光柱、太陽の暈、月の暈、月が赤い等の「宏観異常現象」を憶えておくと共に、富士火山帯沿いの地震発生状況にも注意した方が良いと思う。

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