なぜ西側の情報機関はロシアの情報を取(盗)れないのか

 今回の記事は、情報を生業としている方々を対象としているために値段は高めに設定している。まあ当ブログよりも自分たちの方が実力が上だと自負している方は閲覧しないと思うが、情報は現場だけではなく分析とEEI(情報要求)を出す方の能力全てが必要なのである。

 西側も東側も相互に相手国の中枢に情報機関員を送り込んでいる。ウクライナへのロシア侵攻は掴んでいた様だが、プーチン大統領の能力を侮っていたと思われる。彼については既出の「無料記事 プーチン大統領と会話が成り立つ者は世界的に見ても限定される」に書かれた通りである。西側は日本よりも遙かに優れた諜報・情報機関を持っている。それでもウクライナにおけるロシアの動きは把握しきれなかった。

 逆にロシアは西側がウクライナを利用してロシアへ紛争を含む工作を仕掛ける意志がある事とその準備が進んでいる事を掴んでいた。更にウクライナに侵攻した場合に西側がどの様な対処をして来るのか戦術核の使用から汚い爆弾までの処置をしていたのである。

 情報収集能力では西側も東側も大きく違う訳では無い。いったい何が違うのかこれから述べていく。逆に情報を保全するためには、ここまでしなければならないと言う事である。

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