日英伊3カ国による次期戦闘機の共同開発における表に出ない問題点

 2022年12月9日、イギリス政府及びイタリア政府との間で、次期戦闘機を共同で開発すると発表した。
 メリットとして3カ国が技術を結集して共通の機体を開発、生産することによりコストを大幅に削減し、高性能の戦闘機を開発できると言われている。これまでアメリカと共同開発をした機体はブラックボックスが存在し日本は重要な情報にはアクセスできずにいたが、3カ国が対等の立場と言う事で自由なアクセスが可能となると言っている。極東アジアにおいてイギリスと防衛協力を強化する意味も大きいと専門家は発言している。
 目立った報道はされていないが、随伴無人機の開発は米国と連携すると言う部分である。開発が行われる次期戦闘機と無人機は編隊を組んで戦闘システムとして運用されるのである。

 では日英伊3カ国による次期戦闘機開発は良い事だらけであろうか?今回はこの部分に焦点を当てて述べていく。

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