今年の3月下旬に中国の公安に拘束された日本人はスパイ行為をしたのか?中国は恣意的に拘束したのか?

 2023年3月27日、中国外交部は定例記者ブリーフィングの日本マスコミの質問に対して「日本国民は、中華人民共和国刑法および中華人民共和国スパイ防止法に違反してスパイ活動に従事した疑いがあります。中国は、領事関係に関するウィーン条約および日中領事協定の関連規定に従って、在中国日本大使館に通知した。」と回答した。

 拘束されたのは、アステラス製薬会社の50代の日本人男性で中国で長年勤務する経験豊かな駐在員で現地の事情に精通した駐在員で、異動のため日本に帰国する当日に連絡がとれなくなっている。

 過去にも日本人十数名がスパイ容疑で中国に拘束されている。

 日本の情報機関が実際に中国で活動する日本人に情報収集活動を依頼しているのか?
 その際に情報収集活動をするにあたり、適切な教育をしているのか?
 もし、情報収集活動をしているならば、なぜ、容易に中国に特定されているのか?
 中国はスパイ活動をどの様に察知し、取り締まっているのか?
 中国は恣意的に日本人を拘束しているのか?

 上記5項目について述べる。

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