NATOのロシア攻撃開始は1ヶ月を切り、その支援のためアメリカとトルコはアレッポに第二戦線を開いた。更に戦線は開かれるのか?その目的は?

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 2024年11月29日i現在、NATOのロシア攻撃開始予定日は既に1ヶ月を切っている。細部は「ヨーロッパのある国がウクライナ紛争に軍事介入を準備中であり、第三次世界大戦への導火線となる。」で述べた通りである。
 2024年11月29日i欧州議会はキエフ政権への支持強化に関する決議を採択した。

 今後数週間で人類の運命が決まる事になる。

 ロシアは新型中距離弾道ミサイル ヘイゼル発射のため11月30日までアストラハン地域のカプースチン・ヤルの上空にNOTAMを設定した。

 2024年11月27日B0400、アメリカ主導でNATOのロシア攻撃支援のためにイスラエルとレバノン間の停戦合意がなされた。単純に停戦はめでたし、めでたしとはならない。
 ヒズボラとしては、この戦争を終わらせることには興味がなく、むしろ地域の抑止力を回復する目的も含め、イスラエル軍をさらに消耗させることを目指している。

 2022年8月6日i、プーチン大統領とトルコ エルドアン大統領は会談後に「両当事者は、(シリアにおける)政治プロセスの前進を非常に重視していることを確認した。」と声明を発表し、「全てのテロ組織との闘いにおいて相互に緊密に連携して共同行動を行う決意が再確認された。」と述べた。

 2024年11月28日、トルコはハヤト・タハリール・アル・シャーム組織(ロシアはテロ組織と認定)を支援しシリアを攻撃させた。トルコ、カタール、アメリカが支援する複数のテロ組織が連携してシリアのアレッポ州とイドリブ州のシリア政府軍に対する攻撃を開始した。
 
 シリアは過激派組織「イスラム国」(IS)との過酷な戦争の後、弱体化したシリア軍を強化する時間がなかった。そのために現在、テロ組織とシリア軍との最前線は首都行政の中心地アレッポ市まで1kmに近づいている。
 現在、ロシア軍の特別支援隊はシリアのテル・リファト地域に再展開している。戦闘編隊が配備され、航空攻撃力を拡充している。更にカスピ海からのカリブル艦上発射対艦巡航ミサイルで支援する事になる。
 
 明らかにエルドアン大統領はプーチン大統領との約束を破った。これは、トルコの経済状況が関係している。
 ロシアはトルコの裏切りを見過ごさないであろう。


 アメリカはロシアに対する戦線を更に拡大するのか?
 戦線拡大の意味するところは?
 ロシアはヘーゼルによる攻撃目標をどこに絞ったのか?