OSINT、SIGINTで本当に秘密情報は入手可能か
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OSINT(open-source intelligence:新聞・雑誌・テレビ・インターネット、書籍・公刊資料等収集)とSIGINT(signals intelligence:通信、電磁波、信号等傍受による活動)を使えばほとんどの情報は入手可能であると言う人もいるが、本当にそうであろうか?
本ブログに関係する人物達は私を含めて「戦略的な秘密情報はOSINT、SIGINTでは絶対に収集できない」と言い切る。これまでブログに掲載した内容は、各種メディアで報道されることもないし、重要人物からの細部指示は通信によって伝達されてはいない。
秘密情報の収集とはHUMINT(HUMINT:Human intelligence)が主体であり、例えれば、ターゲットの重要人物は頭の中で何を考えているのかを知るための動きである。そのため、手・足等の毛細血管にアクセスし、毛細血管から動脈・静脈にアクセスし脳細胞への接触に向けて活動するが、このために莫大な活動資金を必要とするのである。日本は毛細血管にアクセスすることさえも外国から禁止されている。今となっては恥ずかしいが、我々も過去を振り返れば、せいぜい手足に触れて表面的な情報を秘密情報として報告していただけである。
国家の情報組織は、最低でも適切なHUMINT、SIGINT、OSINTの組織を持ち、それらを統括的に分析する部門が必要である。そうでなければ秘密情報は入手できないのである。