モスクワの裁判所はナワリヌイに対し刑の執行を決定
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2021年2月2日、モスクワの裁判所はナワリヌイに対し過去の有罪判決での執行猶予を取り消し、禁錮3年6カ月の刑の執行を決定した。自宅軟禁に置かれた過去の1年間は刑期から差し引かれる事になった。
彼の弁護士は、今回の決定に対して上訴する考えを示している。
この判決を知ったヨーロッパ、イギリス、アメリカの関係筋は「国民の人権を尊重していない」としてロシア政府を非難した。
実は、ナワリヌイはヨーロッパのある国から支援を受けてロシアで「第二のオレンジ革命」を起こすべき使命を持ってロシアに戻っている。これについてプーチン大統領は既に知っており、ロシア国内の沈静化を図る為と情勢の変化を見るために2年半は必要であると考えた結果でもある。ロシアの情報機関はしっかりと仕事をしているのである。
当然、ニュース報道だけを見ている人々は、ロシアは何と人権を抑圧する酷い国であろうと思う筈である。しかし、この状況はアメリカ大統領選に介入した中国共産党のやり方と変わりが無いのである。当時のトランプ大統領に近いテキサス州の司法長官は激戦となった東部ペンシルベニア州や中西部ミシガン州など4つの州について、選挙制度が法に反して変更されたと主張し、選挙結果に基づいた選挙人による投票をさせないよう求めた事と同じなのである。ナワリヌイを放置すればロシアは国家としてヨーロッパから食いものにされて弱体化し、国民の権利も今よりも低下したであろう。視点が違えば正義は悪になるし、悪は正義になるのである。
では、今も中国からの移民が流入している日本はどうであろう、海外からの批判をものともせずに断固とした処置が執れるのであろうか?既に答えは出ている。もちろんその様な事は出来ない日本である。