中国人民解放軍は直ぐにでも台湾上陸侵攻をするのか?
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2021年7月28日、中国国営中央テレビは、台湾対岸の福建省南部に駐屯する部隊の台湾上陸を想定したと見られる上陸演習を放送した。
これを受けて日本国内の著名人は東京オリンピック以降に戦争が始まる可能性が高いと言っているがそうではない。1958年に人民解放軍が金門島に砲撃を行った時の様なものである。金門島に侵攻するためと当時から言われているが、上陸する意志は無くこの時も牽制である。
もし仮に台湾上陸侵攻に向けて演習をするならば福建省駐屯の部隊だけで上陸演習をしても無意味である。多数の海上艦艇、航空戦力、第二砲兵が参加した大規模演習になるはずである。
それ以上に現在、習近平にとって大事な事は国内のガタついている状態から目を国外に転じさせる必要がある。その為に中央テレビの放送は海外に向けたものではなく国内の中国人に向けた報道をしているのである。
また、今年の8月にロシア軍と中国軍が中国北部寧夏回族自治区で軍事演習「西方 相互作用-2021」に参加する予定であるが、もしも台湾上陸侵攻を睨んだ演習であれば中国北部ではなく極東地域で演習をしていなければならない。
よって中国が上陸演習をした事も、アメリカが台湾海峡でミサイル駆逐艦を航行させる事も牽制目的である。
そもそも台湾には遙か彼方まで監視出来るアメリカ軍のレーダーサイトがあるため、台湾侵攻をすれば必然的に現地の米軍と戦闘が発生することになる。戦闘がなければアメリカと中国は台湾侵攻で密約を交わしていたと言う事になる。以前から述べている様に、アメリカと中国は裏で密接に協力しているため直接的な戦争はしない。アメリカは他の国を代理として使い戦闘させるのである。
よって日本人は冷静に情勢を見て自分で分析して判断し、マスコミ報道に踊らされてはならない。今のコロナワクチンの様に・・・。