ロシアと中国が協力して行動する理由と同盟関係が持つ影響力
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2021年8月25日、レバノンのテレビ局インタビューでタリバン政治局のムハンマド・ナイム報道官は「中国は我々の隣国であり、我々は中国と良好な関係にある。ロシアも同様である。」と発言している。当然、ロシアと中国はタリバンを支援している。
何故、両国は外交政策を始めとして軍事でも共同訓練をしてお互いに歩調を合わせて行動しているのであろうか?
答えは単純で2頭立てで走れば欧米からイジメられないということである。これが単独で走ると欧米から各個撃破されるような状況になり、それを防ぐための動きである。ただし、以前から言っている様に、日本を除き各国の情報機関の上部では欧米もロシアも中国も繋がっているのである。特に中国とアメリカは表でケンカをしているように見せて、裏ではハグしている様な状態である。
8月26日、ロシアはイランのホセイン・アミール・アブドゥラヒヤーン新外相と電話会談を行った際に「包括的共同行動計画(JCPOA)」立て直しのための交渉再開への前向きな姿勢を示している。
2021年3月27日、中国はイランと今後25年間にわたり経済や安全保障などの分野で連携を深める包括協定を結んでいる。
ロシアと中国がイランに関わる理由は、単に協調してイランとも連携しましょうという事ではない。
イラン人は非常に頭が良く、金儲けが上手い。当時のモンゴル帝国はイラン人を政権内部に取込み、そのイラン人はインドネシアをコントロール下に置いたのである。
実はロシア、中国、イランの3国が同盟的に組めば中央アジアをコントロールする事が可能となる。しかし、ロシアも中国もイランと連携した場合、逆に頭の良いイランに喰われてしまうのではないかと言う危惧する部分も存在するために全力で協力すると言うよりも、警戒しつつ様子を見ながら協力しようとするスタンスである。
この3国に日本が加わるとアジア地域に欧米は入ってこれずに金儲けが出来ない状況になるのである。これに日本が参加しないように阻止しているのがアメリカである。実質的な独立国ではない日本は真に国益となる同盟がどの様なものであるか知らないため、アメリカの指示に従い、中国を叩くような動きになるのである。