北朝鮮は新開発の長距離巡航ミサイルの発射実験は成功と言っているが
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2021年9月13日、北朝鮮は労働党機関紙「労働新聞」を通じて「12日までの2日間、国防科学院が新たに開発した長距離巡航ミサイルの発射実験に成功し、わが国の領土と領海の上空に設定された、だ円や8の字の軌道に沿って、2時間6分20秒飛行し、1500km先の目標に命中した。」と発表している。
これを受けて12日、米インド太平洋軍は声明を発表し「われわれは状況を監視し、同盟国などと緊密に協議している。今回の活動は北朝鮮が引き続き軍事的な計画を進めることに注力し、近隣諸国や国際社会への脅威であることを示している。日本と韓国の防衛に対するアメリカの関与は確固たるものだ。」発表した。
加藤官房長官は、記者会見で「防衛大綱や中期防衛力整備計画のもとで、あらゆる空からの脅威に対処し、わが国の国土を防護する能力、総合ミサイル防空能力の強化を進めていく。」と発表した。
しかし我々は、長距離巡航ミサイルの発射は事実ではないと聞いている。そして、偵察衛星を持つ国は何も発表していない。通常、北朝鮮が初の巡航ミサイル実験をするとなれば数日前から発射場所付近は偵察衛星の監視下に置かれる筈である。
また発射実験では燃料をフルに充填して飛ばす必要はなく、1/5程度まで減らして射距離を短く設定して実際の地形に沿って飛ばせば良いのであり、だ円や8の字軌道で飛行させる必要はない。
今回は、日本が総合ミサイル防空能力を強化するための武器購入を支援する動きであるが、北朝鮮に指示を出した国はアメリカではなく、別の国である。
日本には金が無いのに武器購入の為に、また金を払わせられる事になる。しかし整備された総合ミサイル防空能力は北朝鮮だけに使われるものではない。