無料記事 プーチン大統領と会話が成り立つ者は世界的に見ても限定される

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 世界でもプーチン大統領と会話出来るのは10名未満であり、その者達は政治家や学者ではない。

 政治家と学者は自分が経験あるいは学習した事を基準に会話をするが、それだとプーチン大統領に見抜かれてしまう事になる。KGBを経験したプーチン大統領は情報の重要性が身にしみて分かっているために、常に最新の情報が報告されている。ロシアの情報機関は冷戦時代からイギリス情報機関とも互角に渡り合って来た。そしてプーチン大統領は情報を基にした予測能力が優れている。

 記者会見では側近あるいは担当大臣ではなくプーチン大統領が原稿等を見る事なくほとんどの会見に応じている。
 この事は、担当大臣等よりもプーチン大統領の方が情勢を見極める能力と相手が何を考えているのかを見抜く能力が高い事を意味している。

 それ故にウクライナ情勢でプーチン大統領と会談をしても、会話がなり立つ者は極めて限定される事を理解していないために上手く行かないのである。
 
 日本の国益のためにプーチン大統領と同じ能力を日本の政治家に求めたとしても結果については、皆さんが予測出来ると思う。

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