ロシア国債がデフォルトになると報道されているが実態はどうなるのか
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2022年5月19日、ロイターによると「ロシア国債がデフォルト(債務不履行)に陥るかどうか、再び注目の的になってきた。米国人がロシア政府や政府機関と取引するのを米政府が例外的に認めた措置が25日に期限を迎え、その直後にロシア国債に1億ドルの利払いが発生するからだ。」としている。
延長賛成派は、ロシアに債務支払いを続けさせれば、ウクライナでの軍事作戦に使う資金を減らすことができると主張する。ロシアの6400億ドルに上る外貨準備のほぼ半分は、既に制裁を通じて凍結されており、さらに債権者への返済に外貨収入を回さざるを得なくなるからだ。
だが、延長反対派は、年末までにロシアが支払う必要があるのは合計でもわずか20億ドル弱にとどまると指摘。エネルギー価格高騰に伴ってロシアの石油・ガス売却収入は4月だけで280億ドル近くに達しており、支払い負担はほとんどないとみている。
2022年6月1日、クレジット・デリバティブ決定委員会(世界の大手金融機関で結成)は1日、ロシア国債が「支払い不履行」に当たると認定した。
今回はロシアのデフォルトについて述べていく。