ウクライナ支援に関するドイツの政治手腕の上手さ
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ウクライナ全土がロシアからのミサイル攻撃を受けた事で、2022年10月11日、ドイツはドイツ軍さえ使用していない最新鋭防空システムIRIS-T SLMをウクライナに引き渡している。
当初は年内にウクライナに引き渡す予定であったが、早期にウクライナに最新装備を引き渡した背景に、ドイツにはEU(NATO)からウクライナを支援して貰いたいとの要請が継続されていた。EUの要請に応えた形となり、EU内でのドイツの評価は上がった事になる。
本来ドイツはロシアと中国に接近して経済的に利益を上げようとしていた。では、ロシアに配慮せずEUを重視した結果なのだろうか?
実はこれもまた違うのである。しっかりとロシアにも配慮しているのである。今回はこの事について述べていく。