アメリカが仕掛けたロシアでのワグナーによるクーデター工作は失敗した
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2023年6月28日、プーチン大統領は民間軍事会社ワグナーの代表プリゴジンは正気を失って武装反乱をしたとして激しく非難したが、ワグネルの戦闘員たちに対しては、隣国ベラルーシに行けば安全を保証すると述べた。
しかし、プリコジンに対する処罰はなくベラルーシに移動させている。
ワグナーがベラルーシに移動してウクライナで活動すれば首都キーウ制圧はロシア国境からよりも短距離になる。またポーランドからウクライナに搬入される西側の支援ルートを押さえる事が可能となる。
また、今月上旬にベラルーシのルカシェンコ大統領は、国内で過激派スリーパーセルを創設しようとする試みが進行していると警告していた。そして今、ベラルーシはロシアからの戦術核兵器を配備している。
これを見るとプーチン大統領はロシア軍とワグナーの不仲の問題を解決し、ワグナーはロシアではなくベラルーシとの契約で動けば、ロシアとしても直接関与は否定出来るのである。プーチン大統領はアメリカの仕掛けた工作を利用したのである。
アメリカ国務次官ヌーランドがウクライナとのビデオ会議で「7月11日に第三次世界大戦が勃発する可能性がある。アメリカとそのパートナーは16年以上かかる戦いを行う。」と述べているが、どうなのであろうか?
今回は、アメリカがどの様に工作を仕掛けたのか。
ロシアはどの様にしてアメリカの工作を把握したのか。
ルカシェンコ大統領はワグナーをなぜベラルーシに取込んだのか。
アメリカがロシアへの工作失敗を暗に認めた発言について述べる。
ヌーランド発言について