ロシアが国民を含む全国規模の対核戦争演習をした理由
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2023年9月1日、ロシアの大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」が戦闘任務に就いた。
9月10日03:00C、大統領専用機を含む核戦争に対応する避難用航空機が演習を実施した。
9月21日、ロシアはすべてのガソリンとディーゼル燃料の輸出を一時的に停止すると発表した。
9月28日、ロシアは2024年の連邦支出総額の約30%、GDPの6%に相当する国防費を決定した。
9月30日、プーチン大統領に最も近いとされるニコライ・パトルシェフ(KGB、FSB出身)が「第三次世界大戦を阻止し、人類を救うために核兵器の大規模な使用でイギリスを全て破壊すべきだ。」と主張している。
ロシアの核攻撃のターゲットとなるイギリスの都市は、①リバプール②カーディフ③マンチェスター④サウサンプトン⑤リーズ⑥ニューカッスル⑦ブリストル⑧シェフィールド⑨スウォンジー⑩キングストン・アポン・ハル、⑪ティーサイド⑫ロンドン⑬エディンバラ⑭ヨーク⑮ノッティンガム⑯プリマス⑰ドーバー⑱ケンブリッジ⑲バーミンガム⑳ベルファストの20カ所の都市と言われ、ほぼイギリス全土である。
10月3~4日、西側からの核攻撃を想定した初のロシア全土で国民も参加する演習を実施した。このシナリオでは、ロシア連邦の一部の地域では、緊急事態または他の種類の物理的衝撃の結果、生命維持施設と住宅の最大70%が完全に破壊される可能性があるとしている。
10月5日、ロシアは、アメリカの弾道弾迎撃ミサイルを中心とするミサイル防衛システムを突破可能な新世代の原子力推進式巡航ミサイル「ブレベストニク」の試験に成功したと発表した。(西側メディアは13回実施、2回の部分的な成功と認識)
同日、NATOは米統合参謀本部の核・ミサイル防衛首席顧問を務めたグレゴリー・ウィーバーの「NATOは、ロシアとの限定的な核戦争を戦い、勝利することを求める。」との論説を発表した。彼はまた核戦争を恐れるのではなく、西側諸国は核戦争を受け入れるべきだと主張している。
なぜアメリカとロシアは、ここまで核戦争に向けた準備をしているのかについて述べる。