世界的にAIを利用した戦争の指揮統制が研究されているが、中国PLAはAIの軍司令官開発を決定した。今後の戦闘に使用されるのか
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2024年5月、上級エンジニアの賈晨星氏が率いるチームは人工知能が 軍隊を指揮する「AI軍司令官」を創設し最高指揮権限が付与されPLA全軍が指揮下に入った。終わりなく進化する大規模なコンピューター戦争シミュレーションゲームの中で「AI軍司令官」は実在した上級指揮官の個性を反映させる事も微調整も可能であり、仮想戦争の中で学習し、急速に成長していると言う。
しかし、中国共産党中央軍事委員会のみが人民解放軍を指揮する権限を持っていると言う事を遵守し最終決定権をAIに渡していない。
アメリカ軍のAIは、司令官の意思決定のための支援を提供する参謀としてのみ機能している。
軍事作戦には複数の省庁、部隊、同盟軍が関与するため、 さまざまな指揮統制システム間の相互運用性 の欠如により、戦場で混乱が生じる可能性がある。
これを解決したのがC2SIM (Command and Control Simulation Interoperability Model)である。
C2SIMは軍が作戦中に途切れのない通信をし、データを共有できるようにするコンピューター シミュレーションの標準化されたモデルとしてNATOによって開発された。
しかし、現代戦は多様なシステムとテクノロジーの統合が不可欠であり、既存のレガシーシステムとの統合も必要であるが、全てをC2SIMに統合するには複雑でコストがかかる事、相互接続の性質によりサイバーセキュリティを確保する事が困難である等の問題が発生している。
やはり、これからの戦争はAIに頼る部分が多くなりそうである。
西側と東側のAIに対する認識の違いは?
中国PLAはAIをどの様に使用するのか?
最終的に中国はPLAの運用をAIに委ねるのか?
軍用AIの最大の問題点は何か?