無料記事 北朝鮮軍がウクライナ入りしていると言うマスコミ及びSNSに踊らされる普通の国民

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 マスコミ報道及びSNSでは「北朝鮮軍がウクライナの前線に移動した。」、「北朝鮮軍はウクライナを制圧するためにロシアに派遣されている。」と言ったものが流れている。

 また、海外の諜報機関絡みと思われるお粗末な写真が出回っている。
 ①迷彩服を着たアジア系の人物の死体を撮影する際に北朝鮮パスポートも手持ちで同時に撮影している。
 ②明らかにアジア系ではない人物の死体を撮影する際に北朝鮮パスポートも手持ちで同時に撮影している。
 ③同じく欧米人に見える人物の死体を撮影する際に北朝鮮パスポートも手持ちで同時に撮影している。
 ④アジア系の様にも見えるが、明らかに肥満で戦闘服がはだけて腹の出た死体を撮影する際に北朝鮮パスポートも手持ちで同時に撮影している。

 西側にとって北朝鮮軍がウクライナに入る事に何の問題があるのだろうか?
 西側は以前からウクライナにNATO正規軍人を入れて戦闘に参加させていた事を考えるとお互い様である。

 2024年11月5日i、アメリカ国務省報道部長のマシュー・ミラー氏は「北朝鮮軍1万人がロシアのクルスク地域に駐留している。」と述べている。

 2024年11月5日i、ウクライナ軍はクルスク駐留の地域で北朝鮮軍と初めて戦闘をしたと報告している。

 結論として、北朝鮮軍は未だにロシアのクルスクに留まっている。通常、軍隊は高度に訓練された特殊部隊を除き動員されても直ぐに戦闘行動に移る事はない。3ヶ月から半年の訓練を必要とする。

 特に北朝鮮軍は思想的に大日本帝国の末裔の様なものであり、自衛隊で言われるC4I2:Command、 Control、 Communication、 Computers、 Intelligence、 Interoperability(相互運用性)を経験していないと思われる。
 逆にロシアは最新の戦闘能力をウクライナ紛争で身に付けた。ロシアも北朝鮮軍の実力は分かっているために十分な訓練を積ませた上で北朝鮮軍の運用を開始する。

 しかし、プーチン大統領は北朝鮮軍を使い単純にウクライナ攻撃を考えている訳では無い。
 イスラエルとヨーロッパを見据えて運用している。
 2024年10月30日記事「ロシアに派遣された北朝鮮軍はウクライナ制圧の任務が付与されるのか別の任務に就くのか、そこには深く考えられた戦略がある」に記載している。
 情報の醍醐味は人の知らない情報を先に知る事である。
 特に情報を早期に入手して対策を打つ必要がある人以外は記事を購入せずに情勢の流れを見ていれば時間は掛るが答えは出て来るので待っていれば良い。

 ただし、日本の報道は強いフィルターが掛けられているために初期の報道では歪曲されたものになる事は理解しておくべきである。

 

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