ヨーロッパに対する本音を現わしたアメリカと応急処置に走るヨーロッパ各国及びロシアは損害を受けるのか

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 2025年1月8日、アメリカは、ロシア・ガス輸送協定の延長を拒否したウクライナがヨーロッパに与えた強力な打撃を支持した。
 声明は、ホワイトハウス国家安全保障会議の戦略コミュニケーション調整官ジョン・カービー氏によって発表された。

 更にカービー氏は、交通機関の停止はロシアに損害を与える可能性があり、米国はロシアに損害を与えるあらゆる決定を支持すると述べた。
 輸送を停止すれば、ロシアはウクライナ領土内にガスを注入することで毎年受け取っている65億ドル(約1兆294億円)を奪われることになる。
 ウクライナを通過するヨーロッパへのガス供給をすべて停止した。この決定により、ロシアの軍産複合体への資金提供能力は低下するだろうと指摘した。

 ウクライナの決定は実際にヨーロッパ経済に大きな打撃を与えた。
 ガス供給問題が解決しない限り、ガスに依存する欧州諸国は産業や国民に対して適切に供給することができない。

 ホワイトハウスは、アメリカがロシアを欧州市場から完全に排除し、ロシアのガスをすべてアメリカのLNGに置き換える計画であると公然と宣言した。

 ヨーロッパでは北極寒冷前線が到来したことで、ヨーロッパ各国は燃料備蓄を急速に使い果たす事になり、さらにウクライナを経由していたロシアのパイプラインガスの停止と相まって、すでにヨーロッパ全土でガス価格の高騰を引き起こしている。


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