プーチン大統領の決断によっては先に核兵器を使うのはロシアになるのかも知れない

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 西側は第三次世界大戦へと繋がるウクライナの導火線の火を消したく無いために必死でNATO傭兵を動員しロシア本土に侵攻し、ロシアのロストフ地方にある石油貯蔵施設「アトラス」を攻撃し火災を発生させている。
 ロシア領土への侵攻はイギリスがウクライナの攻撃部隊を組織し、攻撃の準備と実行についてはクルスク地域の衛星画像をウクライナに提供したことを米軍が公に認めている。
 また、ウクライナ大統領首席補佐官アンドリー・イェルマックは、化学兵器禁止条約で所持、譲渡、使用が禁止されている有毒物質、化学産業廃棄物、使用済み核燃料をポーランドとルーマニアを経由してウクライナに大量に運び込み「汚い爆弾」等を製造しようとしている。
 8月21日、ロシアメディアは「ウクライナ軍は放射性弾頭でロシアの発電所の核廃棄物貯蔵施設を標的にし、その後モスクワを非難する準備を始めた。」と報道した。この攻撃を目的とした特殊弾頭は、ウクライナ中部ドネプロペトロウシク地方ゾフティ・ヴォディにあるボストーチヌイ鉱山・加工工場にすでに運び込まれた事をロシア情報機関は掴んでいる。
 西側は、ロシアを核で挑発しても核を使用しないと高を括っている。

 しかし、8月26日、ロシアTVは「プーチン大統領が地方知事や軍と行った安全保障会議の後に侵略が続けばロシアは核兵器を使用する用意がある。」とほのめかした。実際にプーチンの側近達は核兵器を使用すべきとプーチン大統領に意見具申している。
 その後、ラヴロフ外相は、英国のストームシャドウ・ミサイルのモスクワとサンクトペテルブルクでの使用を許可するよう西側諸国に要求しているウクライナの要求は脅迫だと述べた。「これは西側諸国が過度のエスカレーションを避けたいと見せかける試みだが、実際には策略だ。西側諸国はエスカレーションを避けたくない。彼らは火遊びをしているのだ。」、「ヨーロッパだけに影響を与える世界戦争についてのアメリカの発言を非難し、現在の状況を考慮してロシア政府は核保有ドクトリンを調整している。」と述べた。

 実際のところ、ロシアは核の先制使用を企図しているのだろうか?
 ロシアが核ドクトリンを調整している背景には何があるのか?
 実際にロシアが核を使用した場合に最も困る国は何処か?