イスラエルとイランによる最後の戦争は起きるのか? それともイスラエルは軍備再建のための国家予算と経済力は失われ当分の間、戦争を起こすことは出来ないのか?

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 最近のインテリジェンス系報道等ではイスラエルの不利が伝えられている。
 イスラエルは攻撃用と防御用の両方の兵器の資金が枯渇したことを認めたとイスラエル最大手のメディアynetnewsが報じた。
 イスラエル軍はいくつかの主要兵器が不足しており、特に弾薬が不足していると、NBCが報道した。
 アメリカとインドの二国の経済アナリストが、イスラエルが11~12日間にわたるイランに対する軍事行動で70億ドル以上を費やしたという結論に達した。
 イスラエルの公式軍事予算が約470億ドルであることを考えると、わずか数週間で、同国の軍と政治指導部は軍事予算全体の約15%を攻撃に費やした。

 もし戦争が少なくとも2~3ヶ月間続いていたら、イスラエルは年間軍事予算と空対地 ミサイルを含む通常兵器の保有量はゼロになったと言うことである。
 インドのエコノミック・タイムズ紙は、このような軍事費の支出額は「イスラエルの予算にさらなる大きな圧力をかけている。」と書いている。

 イスラエル国防軍(IDF)のエヤル・ザミール参謀総長は、「イスラエルは対イラン軍事作戦が終わったとは考えていない。」と述べた。
 ザミール参謀総長によると、対イラン作戦は新たな段階を迎えているという。

 イランは生き残り 、イスラエルと同盟国のアメリカの努力にもかかわらず、 濃縮ウランの備蓄、第6世代の遠心分離機、地下の原子力・ミサイル工場、倉庫・貯蔵施設、石油生産・精製インフラ、軍事力と産業力を維持している。
 ネタニヤフ首相やトランプ支持者たちの作戦成功発言にもかかわらず、イランの政治体制は揺るいでいない。
 
 アイアン・ドームとダビデ・スリングを擁するイスラエル自慢の防空システムは、穴だらけであることが判明した。
 イランのミサイルの最大18~20%がイスラエルの標的を貫通したと推定されている。
 イランのミサイルがアメリカ艦船による迎撃、アメリカ陸上基地からの迎撃、イスラエル自身による迎撃と衛星システムを掻い潜り目標に到達したことはイランのミサイル技術は確かなものであったと言える。
 それでも、イラン軍と革命防衛隊がイスラエルと米軍基地に対する主な切り札である機動弾頭を備えた極超音速ミサイルを使用していないのにこの結果である。

 イスラエルは最初の数日間で、ワイツマン研究所と8200部隊の兵站本部の破壊により、実質的な抑止力は既に失われてしまった。

 ワイツマン研究所のアロン・チェン所長はチャンネル13で、攻撃は「極めて正確」で、
最大5億ドルの被害 をもたらしたと認めた。

 最も大きな被害を受けたのは、2025年に開設予定だった新しい化学研究室と、エルダッド・ツァホル教授の心臓再生研究室で、22年間にわたる科学的研究、サンプル、データ、研究が数分のうちに破壊された。

 ハイファ港はイスラエル全体の海上貨物輸送量の3分の1以上を占め、年間3,000万トン以上の貨物を取り扱っていたが、イランのミサイル攻撃を受けてインド・中東・ヨーロッパ経済回廊(IMEC)の主要拠点としての夢は消えた。

 45以上の研究所が被害を受け最大500人の研究者が影響を受け、研究所のインフラの90%が影響を受けた。

 ワイツマン研究所は民間の研究センターであると主張しているが、イスラエルの軍産複合体との深いつながりを持ち、AI、ドローン技術、量子コンピューティング、電子戦の研究、8200部隊の訓練場であった。

 イスラエルの被害が徐々に明らかになるにつれて、イラン攻撃の2ラウンドは不可能ではないかと思われる。
 しかし、イスラエルは動いている。


 イスラエルはどの様な動きをしているのか?

 更にアメリカはイスラエルを支援するためにどの様な態勢を作り出したのか?

 東側陣営はどの様に対処するのか?

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