インドと中国の国境紛争は拡大するか

 インドと中国には、未確定の国境線が4,000km以上あるために緊張状態が続いていたが、2020年6月に発生した軍事衝突で45年ぶりに死者を出し、8月末には北部ラダック地方とチベット自治区にまたがるパンゴン湖周辺で軍事行動があったとして相互に非難を繰り返した。
 今後、単一事象として両国間の対立は激化し拡大するのかと問われれば、紛争は拡大しないと言える。その理由として、インドと中国の経済は貿易と投資で相互に依存しなければならない部分があること、一番の理由は、紛争が拡大すると近隣諸国に影響がおよび、インド政府は中国から逃れたダライ・ラマ14世率いるチベット亡命政府を受け入れているために、中国が支配するチベットに大きな影響が出るためである。
 しかし、米の代理国と中国との軍事衝突が南沙、西沙、尖閣で発生した場合に、中国牽制のためにイギリスからの依頼があった場合にはインドは同地域で紛争を起こすことになる。また、中国もそれに対応してカシミール地方においてパキスタンによる国境紛争を起こすことになる。

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