オーストラリア首相の来日に関連する日本国内の動き

 2020年11月17日、オーストラリア首相が来日し菅首相と会談することが予定されている。主要な議題は貿易と新型コロナウイルスに関する事であると予想されるが、ここでもまた日本の専門家の方々はインド洋及び太平洋地域に進出する中国海軍を牽制するために、日本とオーストラリアの関係は変化せずとのメッセージを中国側に伝達する目的があると発言しているが、果たしてそうであろうか?
 外交と言うものは困った問題を抱えた国が相手国を訪問して自らの国が望ましい方向に進む為の交渉をするのである。今、オーストラリアが困っているのは新型コロナウイルスの感染被害で農産物の輸出が止まっている事にある。この為、日本側に農産物の輸入を引き受けて貰いたいと交渉に来るのであり、オーストラリアとしては一番の案件である。
 なぜか日本の専門家と呼ばれる方々とマスコミは何かにかこつけて必ず中国の脅威に対抗すると言うが、対抗手段として軍事力だけ強化すれば良いのでは無く、情報活動を強化し相手国の狙いを分析して、当初は政治的・外交的に策を巡らせねばならないが、今の日本には重要であるはずの情報力も政治・外交力も無い。戦前、戦中の時と同じでマスコミは日本の軍国化を煽っているだけである。まして日本では、まともな政治家は直ぐに殺されるため、日本と日本国民の事を考えるまともな政治家がいないのである。
 第二次大戦時の日本は、大本営がマスコミに戦果を誇張して書かせる様に誘導し日本国民の士気を上げるつもりであったが、最後にはマスコミが暴走し大本営でさえも誇張した記事を止めることが出来なくなったのである。これに引きづられて痛い目にあったのが一般の日本国民である。敗戦間際には大本営発表がウソであると気付いたが、その時は既に遅しである。
 今回もまた同じ轍を踏むことが繰り返されると思われる。そして損をするのは一般国民である。

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