IOCのバッハ会長来日にともなう日本の動向
Views: 37
2020年11月15日~18日、IOCのバッハ会長は来日し政府関係者及び東京都知事等と会談した。IOCは9月はコロナがあってもオリンピックは開催できるとの見通しであったが、10月に入りヨーロッパで新型コロナウィルス感染拡大が始まるとIOCのオリンピック開催へのトーンは弱まった。11月にはIOCの本部の所在するスイスでも感染が拡大し、更にイギリス・フランス・イタリア・スペインなどの主要国では外出禁止令やロックダウンが実施されると、急遽バッハ会長は来日している。
これは直接、日本政府へオリンピックの中止を打診するためであったはずである。しかし、日本政府もマスコミもこれには一切触れていない。開催を強行するためと思われる。
何故かと言えば、IOCのバッハ会長が帰国する際には政府関係者及びオリンピック委員関係者の日本人は誰も見送りに行っていない事である。つまり会談では、オリンピックを開催したい日本と中止にしたいIOCは相互に合意に達することが出来なかったと言うことを意味している。オモテナシを重視する日本が最後にこれをしなかった理由がそこにある。