幕末における武器と情報の流れに見る海外の思惑
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1867年12月10日、坂本龍馬は京都河原町通蛸薬師下ル 近江屋にて暗殺された。
その要因となるものは何であったかと言えば、彼の実態は武器商人でありイギリス、フランス、オランダから武器を仕入れて倒幕派の長州藩、薩摩藩に売り渡していた事が要因となる。
表では幕府にはフランスが協力し、討幕派にはイギリス、オランダが協力していたが、三国は裏で情報交換し連携していたのである。そのため幕府には最新鋭の武器は売らなかった。日本に武器を売る三国は幕府の情報はフランスを通じて、討幕派の情報はイギリス・オランダを通じて入手していたのである。それ以外にも長崎に所在していた商人と宣教師は、幕府の管理貿易を担当する役人からも、倒幕派からも情報収集していた。更に一部の情報は相手をコントロールするために故意にリークという形で日本人に渡していた。今の日本も幕末の時と似た様に外国から情報収集され、彼等に都合の良い情報を渡されているのである。
そして当時も今も武器商人には、取引相手の内情と取引相手にとっての敵に関する情報が入るのである。坂本龍馬も口外してはならない秘密の情報を知っていたのである。そして坂本龍馬の暗殺は口封じのために幕府側から仕掛けられたものである。
歴史は勝者の有利な様に書き換えられる。現代日本でも明治維新は江戸幕府を倒し、国内の全てに渡る近代化改革を進め、結果として日本は植民地にならずにすみ、先進国として発展したと表の歴史で賞賛しているが、裏の歴史では日本は実質的に独立国ではなくなったということである。現代の先進国の中で唯一給料も増えず、国民全体が貧困化している現代の日本に至る流れは明治維新から始まり、その影響は今も続いているのである。
それ故に過去の歴史から消され、未だに隠され続けている情報もある。過去の出来事が今も続いている為である。これだけは詳しく述べる事が出来ずに申し訳なく思う。
維新の志士と呼ばれ、高き理想を掲げていた者達も海外勢力が何を求めて日本に近づき、武器を与え、密出国により留学させた理由を薄々は気付いていたと思うが、理解はしていなかった。相手の目的を判断する情報がなかった為である。現代に生きる我々に小説は歴史と人物を美化し事実と異なる認識をすり込む事になっている。マスメディアが取り上げ宣伝すると言うことは米大統領選でのマスコミ報道の偏りと同じ事で隠された目的があり、そのために印象を操作する報道となる。
今も昔も、私を含め日本人にとって戦いは武器の性能と数量に目を奪われるが、実は情報が最も重要なのである。