インド太平洋にドイツが軍艦を派遣する意味
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1750年代プロイセン王国は清との貿易を活発化させており、その関係から18世紀後半の清国政府は近代化をドイツに頼って進めようとしていた。ドイツはそれに答えて、後の日清戦争で活躍する北洋艦隊の旗艦を造船し、旅順の要塞化に協力する等当時から現在に至るまで良好な関係を維持してきた。特に上海の同済大学はドイツとの関係が深く、ドイツの技術によりリニアモーターカーの開発拠点となっている。
上記の関係によりドイツは現在の一帯一路とも密接に関係していたが、インド太平洋にドイツ軍艦を派遣することは日本、アメリカ、インド、オーストラリア、イギリス、フランスと共に海のシルクロードで中国を牽制する作戦に参加し中国との関係を見直しするという意味なのであろうか。
実はドイツの外交は非常に独特で普通の外交とは違っているという。第二次大戦でユダヤ人を虐げたが、戦後復興は早いのである。ユダヤ系の金持ちは金儲けの為には同族も犠牲にするという特性を持っていると言われるが、この関係者との外交交渉で成果を上げたことで復興が早かったのである。
今回、ドイツの軍艦派遣は中国との関係を切ったのではなく、中国とアメリカ・ヨーロッパに片足をそれぞれ置いて関係は維持しているのである。
逆にイギリスとフランスにとってのドイツは中国に対するアンテナ役ということで様々な情報をキャッチ出来るということである。