尖閣諸島周辺海域を含む東シナ海の漁を解禁した中国

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 2021年8月16日、中国は尖閣諸島周辺海域を含む東シナ海の漁を解禁した。
 現在、中国国内問題で習近平は中国人民の目を国外に向ける必要性について痛切に感じてる。そして今回の中国漁船団は単純に漁をするだけではなく、紛争の種となるきっかけ作りも任務としてある。
 この為に、東シナ海における中国漁船団の動向に日本として注意が必要である。日本政府は東南アジア諸国は日本の味方であると思っているが、勘違いである。ハッキリと言えば東南アジア諸国は日本の味方ではない。中国からの資金が東南アジア諸国に提供されている為である。よって中国との争いが発生した場合、東南アジア諸国が中国の牽制に動くことは無い。この事を念頭に置くべきである。
 仮に台湾対中国の紛争或いは戦闘行動が発生した場合には、なあなあの関係で本気で戦闘する可能性は極めて低い。日本対中国の紛争或いは戦闘行動が発生した場合には、なあなあの関係で動くことは無い。特に日本は真剣になる為に代理戦争の役目には適任である。現場が真剣に行動すればするほど先走りでボタンの掛け違いが発生し、戦闘は拡大する可能性が存在するのである。
 これは欧米にとって望むべき事である。本来であれば、ウィグルとチベットを利用して中国を叩く筈であったが、タリバンのアフガン占領により、ウィグルとチベット周辺国に工作を仕掛けてからでなければ利用する事が困難になった事による。では何処で叩くかと言えば東シナ海或いは南シナ海に出て来たところを叩く方が有利であり、実行の可能性として高まったのである。

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