NATOポーランドとベラルーシ・ワグナーPMCはなぜスヴァウキ回廊に拘っているのか?

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 2023年7月26日、ウクライナ軍はザポリージャにおいて最大の攻撃をロシア軍に実施したが30両以上の戦車・装甲戦闘車を破壊され死者150名以上を出して撤退している。西側によって訓練され、西側の装備を与えられた1,200人以上の兵士でもロシア軍陣地を抜く事が出来なかった。
 当初からウクライナの反攻は成功しないとNATOは考えていたと思われる。そしてNATOは次の紛争が必要になっている。

 その布石が7月リトアニアのNATO首脳会議である。ゼレンスキーは会議でほぼ無視されていた事はウクライナの役割は終わったと言う意味である。そしてNATO軍を30万人から40万人に増員する決定がなされ、バイデン大統領はアメリカ軍予備役からNATOに3,000人の招集を発令している。

 現在、ワグナーPMCに備えると言う理由でポーランド軍はスヴァウキ回廊とベラルーシ国境に集結している。そして第2ポーランド軍という軍団の新編を開始した。
 NATOはポーランドに対し、10万人の兵力即時移転計画を採用した。
 

 7月21日、ベラルーシ大統領ルカシェンコは、ベラルーシ人民議会に軍隊を海外に派遣する権限の承認を求めている。

 7月21日、プーチン大統領は「NATOのポーランドが領土的野心を持っていると非難し、ロシアの隣国であり緊密な同盟国であるベラルーシに対するあらゆる侵略はロシアへの攻撃とみなされる。」と発言している。

 7月25日、ロシア下院は徴兵の対象年齢の上限を現行の27歳から30歳に引き上げる法案を可決した。

 これらの動きはどういう事なのかについて述べる。