中国に対するロシアの動向
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最近Twitter内では中国包囲網にロシアが参加したとか、中国との国境にロシア軍が集結中とか、中国攻撃にロシアも参加する等が書かれているが、Twitterは主として元記事に対して個人のリツイートにより記事が急速に拡散して行くために事実かどうかは不明なのに、数が増えることにより他の人々は事実であるかの様な認識を持ってしまう。
若い世代はテレビニュースはフェイクニュースであると思っているようであるが、ネット内もフェイクニュースは多いことを理解せずテレビよりも信頼があると勘違いしている。以前に述べた通り、当初はFacebook、Twitterは米軍の最新兵器だったのである。だからこそトランプはTwitterで呼びかけるのである。
では、今後ロシアは中国とどの様な関係で動くのか興味があると思う。基本的にロシアは中国と準同盟的な関係で、これまでの様な協調した動きをする。ロシアが他国と協力し中国に対して攻撃を仕掛けると言う事は可能性として、ほぼ無いに等しい。
その理由は、ロシアは中国と国境を接しているためである。
1969年3月2日、国境が確定していない極東のウスリー川ダマンスキー島で人民解放軍による奇襲攻撃でソ連の国境警備隊と衝突が起こり、その後、極東及び中央アジアで数回の衝突が起こったが、2004年10月14日、プーチン大統領と胡錦濤国家主席による政治決着で、最終的な中ロ国境協定が結ばれ、その後、2008年10月14日、議定書は正式に発効し中ロ国境問題は解決しているのである。
それまでに両国は国境に軍を配置し、状況によっては核を使用することまで考慮したのである。国家財政的に裕福とは言えないロシアとしては、将来中国は共和制に移行するであろうが、その時期が明確になっていない時に、中国との戦闘に備えて大規模な軍を配置することは経済的負担が大きくなりメリットがあるとは言えないのである。