カムチャツカ半島から北方四島までミサイルを配備し地下資源を守るロシア
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2020年12月に「ロシアの領土開発は将来を見据えた重要な事業となる」を掲載したが、ロシアのカムチャツカ半島周辺には地下資源が豊富に存在し、特にレアメタル、レアアースが豊富に存在している。
先見の明を持つロシアのプーチン大統領は宇宙開発よりも地下資源開発が将来のロシアを支える事になると判断した結果、ヨーロッパ及びアメリカ東海岸から太平洋に抜ける北極海航路の入り口となるバレンツ海を制するために、2021年1月1日から北方艦隊を軍管区に格上げし、北極圏に面するコミ共和国、アルハンゲリスク州、ムルマンスク州、ネネツ自治管区を軍管区の管轄にした。
2016年には千島列島と択捉島・国後島に新型の地対艦ミサイル「バスチオン」と「バル」をそれぞれ配備済みである。更にノーヴァヤ・ゼムリャー(オホーツク海北側)に地対空ミサイルシステムS400を配備し、更に北方四島にも地対空ミサイルS-300V4(陸軍用)を配備した。
これらは北極海航路を守るためだけではなく、カムチャツカ半島周辺に存在する地下資源を守る事が主体となる。これらのミサイル配備の思想はエリアに侵入すれば撃墜・撃沈する為だけではなく侵入を躊躇させる心理的効果を重視している。
そして地下資源採掘のため、日本には技術協力を求めて来る事になる。これに対応しなければ海外企業が採掘の契約を結び開発は進み、日本は排除される事になる。
ロシアは自国将来のために北方四島にもミサイルを配備したことで、日本がどんなに交渉しようとも北方四島返還の意志が無いのは明らかであり、日本もどうしても必要と言うのであれば、戦って取るしか無い。