中国が大規模なゲノムデータを集める目的
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2021年2月1日、アメリカ国家防諜安全保障センター(US National Counterintelligence and Security Center)は「BGI(深圳華大基因科技有限公司)がアメリカ人のDNA等データを収集することは、アメリカの国家安全保障を脅かす」との見解を示した。
中国の深圳にはゲノム解析の中国大手BGIの世界最大級のゲノム研究所が存在する。史上初のアジア人ゲノム解読に成功している。BGIは科学誌及びネットで、世界の医療研究者に対し、ウイルス関連の情報提供と新型コロナウィルスに感染した患者の検体を同社に送付することを依頼し、国家遺伝子バンク(中国政府出資)を通じて広く共有するよう呼びかけている。
しかし、中国は既にハッキングにより、診療等を受けたほとんどのアメリカ人のデータを不正に入手しているのである。アメリカ国家防諜安全保障センターは上記の発言ではハッキングには触れていないが把握はしていると思われる。これらのことからネット内では「中国がアメリカ人のゲノムデータを集めているのは、アメリカ人用の罹患しやすいウィルス兵器を製造するためではないか」と危惧する声が多い。実際はアメリカ人だけではなく世界の国々からデータを集めている。
現段階で中国は収集したゲノムデータをウィルス兵器開発のために利用していない。何をしているのかと言えば、ゲノムを基に各民族の強い部分と弱い部分を確認しているのである。これはどのウィルス・細菌に強いか、弱いかの他にも加齢によりどの様な疾患が発生しやすいか等様々な事を確認するために解析している。単純にアメリカという国籍を持つ人が居ても、民族的には大きく黄色人種、白人、黒人及びそれらの混血した人々が存在するのがアメリカである。仮にアメリカに居住する所謂白人と呼ばれるコーカソイドをターゲットにするとしても遺伝子的にハプロタイプは大きくG、I、J、Rに分類され更に細分類されていくため研究には少し時間が必要と思われる。
最後に、中国のゲノム研究が支配層にとって利益にならないと判定されれば直ぐに中国共産党国家は解体され共和制国家に移行することになる。