AI(人工知能)稼働以降の世界
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人材と言う言葉が使われ始めた時期がAIの始まりである。映画の世界では、AIが人間を超えた存在として描かれているが計算能力と記憶(記録)を取り出す能力は遙かに人間を超えている。確かにコンピュータは将棋、チェスにおいて進化し人間との勝負でも圧倒的に強くなった。ではこのまま行くと自ら意志を持ち人間をコントロールする様になるのであろうか。
戦場で人間を制圧する軍事ロボットの研究開発はアメリカが進んでいるが、戦場にロボットを送り込む事により兵士の戦闘による人的被害が無くなるか極限まで減少させることが可能になる。空軍では既にドローンと呼ばれるRQ-1「プレデター」やMQ-9「リーパー」が有名であり、プログラムされた飛行ルートを自動で飛行して目標に到達すると遠隔操縦に切り替えて目標の攻撃あるいは監視をすることになる。いずれはドローンにもAIが装備され自分で判断し攻撃許可を求めてくるシステムになるであろう。ドローンパイロットは航空機操縦士の資格を持って戦場から離れた米本土に勤務しており勤務時間が終われば家族のもとに帰り、翌日出勤してドローンパイロットの任務に就く。敵からの銃弾もなく危険の無い地域でテレビゲームの様な仕事で、家庭に帰る事が出来るのは最高な任務にも見える。しかし、この短時間で戦場と家庭が切り替わる環境こそがパイロットの精神を蝕み退職へと向かわせる。年間のドローンパイロット養成人員よりも退職者の方が多いのである。空軍は特別ボーナスも支給しているが退職者は減る気配がない。ここにAIを装備すれば良いと考えるのが普通であろう。
実はAIを搭載したロボットを作り出し、武器として運用することが裏の本当の目的なのである。よって軍事国家であるアメリカが研究・開発の先端にいるのである。軍で成功すれば、やがて経済分野にも進出しあらゆる分野で活用されることになるであろう。
しかしながら、AIは人間を追い越すことは出来ない。なぜならば精神を凌駕することは不可能なためである。
AIはヒトの精神性を越えられないが故に、非情な殺戮に便利な道具となります。基本、パターン認識と最適化に至る計算ですので、攻撃に於いても相手の認識と、行動パターンの先読みで攻撃を仕掛けるというアルゴリズムとなるかと。ヒトが優秀なのは精神的に病むという部分でも有ろうかと思う次第。しかし、昨今、流行のEスポーツという対戦型ゲームの大流行はヒトの反射神経のみを鍛えるという観点から、危険な兆候ですね。ロボット兵士育成の様です。