海のシルクロード(一帯一路)が周辺国に与える影響

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 昨日の記事で、海のシルクロード(一帯一路)の基本ルートは、中東~スリランカ(旧セイロン)~海南島~広州を繋ぐもので、スリランカは寄港地としての重要性を増しており、中国としても交易が盛んなスリランカと有利にインフラ整備を進めると書いたが、これが周辺国へ影響を与える事になる。
 時期的には今ではないが、スリランカのインフラが整備されて交易が活発になれば面白くないのはインドである。そうなると英米は対中国政策としてインドを支援することになり、中国は対抗策としてパキスタンを支援することになるのは必然である。
 歴史的にインドとパキスタンは1947年10月~1971年12月までにカシミールの領有に関して三度の印パ戦争をしており、両国共に核保有国でもある。また、最近ではインドと中国が国境を巡りヒマラヤ山脈地帯で両国軍が衝突し死傷者を出している。この様な状況の中でテコ入れされたインドとパキスタンは英米対中国の代理戦争として核兵器の使用にまで発展する可能性がある。

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