イスラエルがアラブ諸国と関係改善をしている理由
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2020年9月15日、イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)・バーレーンの両国はアメリカのホワイトハウスで、国交を正常化させる合意文書に署名した。トランプ米大統領は「中東の夜明けだ」と称賛しているが、事は単なる和平のためではない。
狙いは中東でアメリカ中央軍のエリアに進出するためであるが、戦争により国と領土を押さえる方式ではなく、経済で押さえるための準備なのである。しかし、イスラエルが中央軍エリアに進出すると、ここでイランとの関係が出てくる。もともとイランとイスラエルの関係は仲が悪いものであるが、イランの情報と外交は日本人が思う以上に上であるため中央軍エリアへの進出はイスラエルが考える以上に影響を受け易い。
この様な状況の場合に備えてイスラエルはEU、特にドイツを味方に付ける事になる。戦中のユダヤ人迫害という歴史的なカードよりも戦後、南部ドイツ地方はイスラエルの血がかなり入って混血しているのである。純粋なゲルマンの血は北部ドイツにしか存在しないため、イスラエルは政治力を発揮し、EUの牽引役であるドイツを動かすのである。
なぜそこまでして中東の東側に進出するのかと言えば、そこが中国の一帯一路のルートであり、将来には中国共産党国家が共和制国家へと変わるためなのである。つまりここで金儲けのチャンスが発生する事による。