アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘理由

 ニュース等では「2020年9月27日、アゼルバイジャンとアルメニア間でナゴルノ・カラバフ地域の帰属をめぐる戦闘が発生し1994年の停戦から最大規模の戦闘である」と報道された。
 その理由は領土の問題ではなく石油や天然ガスのパイプラインに関係するロシアと米国の利権争いが影響しているとの話があり、アゼルバイジャンを支援するアメリカとトルコに対するアルメニアを支援するロシアが利権を巡る代理戦争であるとされているが、これも違う。なぜならば利権を巡るはずのパイプラインの近くで戦闘は発生していない。
 本当の理由は、アメリカとロシアが保有している旧式の武器・弾薬の使い切りを目的としたものである。使い切ることにより次の新型の武器・弾薬を補給するための金が動くのである。これが以前に言った戦争は経済であるという具体例である。よって旧式武器等が消費されれば戦闘は終わることになる。
 物事を正しく認識するためには正確な情報が必要である。日本は今後、正確な情報収集をして分析ができなければ誤った情報で戦闘に巻き込まれることになる。金儲けをする連中は他国の損失は気にもかけないのである。

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