西側の工作に気付き体制固めに入った中国

 中国の情報機関は日本と違い機能していた。そして中国は英米の工作に気付き対応策を打ち始めたのである。「海のシルクロード(一帯一路)」に対して、アメリカ・イギリスの工作及び日本によるベトナムとインドネシアに対する経済的支援により圧力が加えられること、更にこれに連動してインドが中国との国境で動くことも、アメリカから台湾へ対艦ミサイルシステム、空対地ミサイル、ロケット砲システムの輸出が承認されたことの意味も理解したのである。
 これに対して中国は「台湾への武器を輸出する米ロッキード・マーチン、ボーイング関連会社、レイセオン・テクノロジーズ等の軍事関連企業に制裁を科す」と発言し、10月には台湾南西部の防空識別圏に頻繁に中国軍機を侵入させている。
 2020年10月23日、習近平が朝鮮戦争参戦70年の記念式典で「侵略者に対しては彼らの理解する言葉ではっきりものを言うべきだというのが中国人民の考えだ」と声を荒らげたこと及び「戦争準備」発言を繰り返す理由は中国国民の危機感を煽り、そして国内の全ての体制を固めて有事に備えようとしているためである。対外的には既に東南アジアで工作を開始している。
 中国の「海のシルクロード」に対する西側の軍事的圧力は、10月26日~11月5日の予定で行われる米軍と自衛隊による「キーンソード21」であり、日本の防衛およびインド太平洋地域の危機や有事に対応する演習で水陸両用作戦、陸上、海上、航空作戦、電子戦、サイバー攻撃対処、宇宙状況監視等の包括的訓練によるものと、11月には日米豪印によるベンガル湾とアラビア海で行う「マラバール海軍演習」、2021年1月、英海軍の最新鋭空母打撃群が南シナ海で行う予定の「航行の自由」作戦である。
 中国も西側の勢力も戦争間近かと思わせる動きであるが、シナリオどおり報道各社を使い各国民の危機感を煽っているのである。全て中国長老会とアメリカ東部エスタブリッシュメントは了承済みであるが、人民解放軍も米軍にも知らされていないための動きなのである。
 
 

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