ロシアの領土開発は将来を見据えた重要な事業となる

 2020年12月6日、ロシアの通信社スプートニクによると、プーチン大統領は「ロシアは今後数十年間で北極圏と北部の領土を開発する」と述べた。
 プーチンの先を見越す能力と本質を見抜く能力は、他国の指導者達と比べてもズバ抜けて高いものがあり、日本の政治家と比較すること自体が失礼かもしれないが、その能力と実行力は心底羨ましいと思うものである。
 ロシアは現在、月面と他の惑星に関する宇宙開発を実施していない。つまり宇宙開発には何のメリットも存在しないことを理解している為である。宇宙空間の石を持ち帰っても宇宙の生い立ちを解明出来るとは言えない。我々の常識とはかけ離れている宇宙は、地球を周回する軍関連の衛星だけで十分であり、余力は地球内部の開発に向けた方が良いということである。
 今回の領土を開発するとの発言は、200~300年先のロシアの繁栄を見据えた布石であり、既存の地下資源とは違う新たな価値を持った資源を開発することを目的としている。ただ開発する場所だけは発表とは違うのではないかと思われる。
 逆にロシアの官僚はプーチンの言うことを十分に理解しているとは限らないため、内部に不満を抱える者も存在するはずである。プーチンのボディーガードを長年勤めた者が暗殺された事が内部の犯行であれば、単なる脅しではないと言える。先を見通す力の無い者が、プーチンを政権から引きずり落とそうとしているのであれば、ロシアの将来は明るいものではないし、周辺国にとっても良いことばかりではないと断言できる。
 今後、ロシアの動き次第によっては日本への影響も大きい為、内部の動向には十分な注意が必要である。

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