20210528 個人メモ(広島大学が中和抗体を開発)

 2021年5月18日、ヤフーニュースによると「広島大学は新型コロナウイルスに結合して感染を防ぐと期待される中和抗体を10日間で人工的に作り出す技術を開発した。感染力が強いと懸念される変異株に対する効果もあるという。」
 しかし広島大学は独自に開発した訳ではなく中和抗体の抽出をアメリカから研究を委託されていたが開発したと発表したために、ニュースキャスターから「いつ頃、中和抗体を使った薬は作られるのでしょうか?厚労省が許認可すれば作れるのでしょう?」と質問され「私には答えられない。」と回答したのは当然である。この為なのかネット内のテレビニュースは現在削除されている。普通は開発者であればいつ頃には完成するか見積りは出せる筈であり、答えられない。という回答はバカである。
 人の血液の中には数十万個の色々なものが内在しており、中和抗体の抽出はどの様な方法が有効なのかを探るだけであったというだけである。

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20210528 個人メモ(広島大学が中和抗体を開発)” に対して1件のコメントがあります。

  1. mirai より:

    「大阪大学免疫学フロンティア研究センター(iFReC)は中和抗体ばかりでなく感染増強抗体を解析することが重要。また、中和抗体が十分効かない<変異株>に対しては、感染増強抗体が優位に作用する可能性があるため、将来的には感染増強抗体の産生を誘導しないワクチン開発が必要になる可能性がある。」としており、結局の所、ワクチンによって得られた或る特定のウイルスの特異性免疫について、当たり前のように、非特異性免疫の確保の重要性を示していることに繋がるのだが、結局これは人が元来保持する免疫機能に回帰する様な話となる。解析技術の進歩により、病原体に対する免疫機能の深意が解き明かされていく。

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