日本の教育システムを破壊した主要因
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海外の学者から見ると日本の学者はおかしな行動をしている様に見えるという。
フィンランドの物理学者は「地球規模の気象問題については各国それぞれが得意分野もあるでしょうから、それらを持ち寄り共同で研究していきましょう。」と提案すると日本の学者はそっぽを向くという。
ドイツ系オランダ人の学者は「日本では塾が乱立してから学力が低下している。」その理由に「日本で塾に子供を入れる目的は良い学校に入れる為である。最終的には良い企業に就職させる為である。その為なのか学校の授業で教えない事を塾で教えており、最大の問題点は塾で教えるが、学校で教えていない事が試験問題として出されている事である。」と述べている。また、「学習塾は詰め込みの教育をして、その成果は試験でしか生かせず、人生に役立てるものではない。学習塾は日本の教育システムを破壊した。」と言っている。学習塾に関わる人達は憤慨するであろう。しかし、言ってしまえば日本は金儲けを第一に考える様になり、学習塾もまた企業としての金儲けの手段なのである。その為に他所の塾よりも○×大学に何名合格した等の宣伝をして塾生を集めて金儲けをしているのである。極端に言えば問題の解き方は教える事が出来ても、試験以外では役に立たないということである。私も数学が苦手であったが、社会に出てからは算数が出来れば事足りている。そして学校よりも社会で学ぶ事の方が多かったと思う。
また日本人が多数行く海外留学先の大学の先生は「確かに日本人は色々な知識があり聴いていると感心する。だけど、時間が経つにつれて12、13歳くらいの子供と話をしている感覚になる。大学は専門性のある学問を身に付ける場所であり、日本人は専門的な分野以外に関しては不必要な知識を持っているが、専門的な分野での知識を身に付けていない。」と言うのである。
あくまで、上記の意見は海外の教育に携わる人々の意見であるが、良くも悪くも日本の政治体制では政治家自らの金儲けが第一であるため、教育システムの抜本的改革は不可能であろう。
そして隣国の韓国を見ても、以前よりもおかしくなって来ている事に気付くであろう。韓国も日本と似た様な教育システムであり、良い学校に行き、良い大学に合格し、一流企業に就職する為のものになっているからである。
日本の教育システムが情報の記憶と、解法のパターン認識とその瞬時の組み合わせが主流であり、思考させる事や知恵への道程については貧弱と捉えている。又、肝心の近代史、現代史に就いての教育時間は限られている事で、本来一番考えるべき今から視点を反らしているとも見える。確かに限られた受験という短い時間で能力を査定評価することは困難で有るので記憶の入出力の能力やパターン認識と対応という能力のテスト傾向となる。教育とかで与えられた情報に対してそれを鵜呑みにする傾向もあるだろうし、御上や塾で教えられる事をやっていれば受験に通り有利な人生をおくれると言う盲信は通用しなくなってくる。情報や解法パターンはネットを叩けば直ぐに検索される時代である。情報から知識、知恵への昇華出来る能力が問われる事と成れば教育も変わっていくだろうし、個別の優れた能力を引き出す時代ともなろう。奇しくも新型コロナという問題に対する夫々の対処が今までの教育の成果?とも感じている。